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株式会社 ヤマシタ 様 お客様のこと

事業内容木材加工業
所在地岡山市北区下中野312-102
お問い合わせ

TEL:086-246-2600

FAX:086-246-1355

HPhttp://www.woody-yamashita.jp/
お話

代表取締役 山下 英一 様

インタビュアー

監査担当:末道  総務:S

インタビュー時期

2018年8月

株式会社 ヤマシタ 様

お客様のこと

 日本の国土の3分の2は森林ですが、その森林が死にかけています。
 安い輸入木材が増加したため国内の林業は採算がとれなくなり衰退の一途、戦後国策として植林された木々は収穫期を過ぎ、森は荒れ果て人と動物の境界線も曖昧になり、人里に野生動物が出没することも珍しくなく、森の貯水力は失われ大雨の度に土砂崩れや洪水が起こっています。
 その為、間伐(森を正常な状態に保つ為に枝を落としたり、木を切ったりすること)をしているのですが採算はとれず、コストだけが発生しているのが日本の現状です。
 私たちが日常目にする木材は、一本の丸太から製材されて作られますが、その過程で製品にならない部分や上記の間伐材を組み合わせて作った木材(集成材)を扱い、森林の保護に貢献しているのが株式会社ヤマシタさんです。
 集成材は、いろいろな木材を組み合わせることで一枚板には無い強度を誇り、また表情も豊かで温もりがある木材なので、日本人にはとても人気です。

 JR瀬戸大橋線を岡山方面へ、大元駅の到着直前左手に見えてくるのが、本社及び工場で、その様相からも勢いが伺えます。
 平成6年に創業し工場が手狭になったため、現在の場所に引っ越され、その後隣の工場、また隣と、どんどん拡大されてきました。現在では従業員274名、全国9営業所・3工場となっています。


-困ったときは「ヤマシタ」へ-
   この業界は卸、加工、施工、と分業され、いざ施工現場で困っても直ぐに手当てされにくいことが多々ありますが、ヤマシタさんでは豊富な在庫と自社加工でスムーズに対応出来ます。その対応力が信頼に繋がるので「困ったときはヤマシタへ」と言われるように日々心がけていらっしゃいます。
   材料の調達、加工、組立、取付、アフターまでワンストップを掲げ、その対応力を背景に+αの価値を創造し高付加価値企業となって、念願の売上50億を達成したその直後に目標売上100億と言い放つのが「山下英一代表取締役社長」。
 理不尽な要求は断固として断りながらも、少し無理なお願いはしていく、こんなことが許されるのは人間味あふれる社長さんの人柄のなしえる技なのかもしれません。
 目標を掲げそこに向かっていく行動力、皆を引っ張っていく統率力、チャンスを見つける先見力とそれを掴み取る決断力には、とてつもないものを感じます。
 また、従業員さんを大切に思うがあまり、個々の事情も考慮した勤務を認め、その結果給与の計算方法が多岐にわたり、給与計算の時期になると総務経理は血流が増え(目が血走ってる!)アポイントが取れなくなります。(翌月巡回監査が・・・)


-福利厚生-
 会社行事として、お花見、ボウリング、ソフトボール、バトミントン、卓球 、ゴルフ等の各種大会を催しています。
 新たな社員さんの特技や魅力を発見できると共に、チームワークやリーダーシップが醸成され、やりがいや責任感を持って仕事に取り組むことが出来ていると感じます。
  (たまに、その準備で女性従業員さんがタマネギを切ったりニンジンを切ったりされているところを拝見しますが、花嫁修業にも貢献しているのかも!)


-挨拶 ハイタッチ-
 私が月次巡回監査でお伺いして、監査が始まりかけたその瞬間、どこからともなく「お※★うぞまぁ~す」と、なにかの呪文が・・・しかも1分程連続して・・・いつものの儀式が始まったのです。
 中国やベトナムをはじめとした実習生さんが出社されると、社長さん、奥さんをはじめそのフロアに居る従業員さん全員(たまに私も巻き込まれます)と挨拶をしながらハイタッチをします。
 ヤマシタさんの挨拶は世にも珍しい「ハイタッチ」なのです。
このハイタッチは設立当初からでは無く、あることがきっかけだったと社長さんはおっしゃいます。
「常々挨拶は大事に思っていて、日頃からうるさく言っていたが、なかなか思うような状態にならない。どうしようかと・・・そんなおり新潟工場(前の会社が業績不振でヤマシタさんが引き継いだ)を開設し、何とか新潟の従業員さんに元気になってもらいたくて、自宅で行っていたハイタッチをやってみたら、すごく表情が明るくなった」と。
 これがきっかけで全社で導入することになったそうです。今では社長さんが居なくても何処でもハイタッチが行われています。
 その発想には驚かされますが、もっと驚いたのは「自宅でやっていた」のお言葉。内心「えっまじっ?」と思いましたが、山下寛子さん(社長さんの娘さん)は、「社長は自宅にいるときも会社でも変わらない。だから従業員も家族と思っている。」とさらり。更に社長さんは、このハイタッチを進化させようと目論んでいるとのこと。会社と同様このハイタッチが何処まで進化するのか、とても楽しみに思っています。

-エピソード-
 10年程前、私は人生最大のウエイトを記録し日々更新していました。ある日ある社長さんから100Kmウォークに誘われたのですが、完歩する自信が無くそのときはお断りし、今度誘われたら参加しようと心に決め、直後スポーツジムに入会し日々鍛錬していました。そのことを山下社長さんにお話ししたら「絶対続かない。1年続いたらメシおごってやる」と。それから1年半が経過した頃「そう言えばジムどうなっとん?まだ続いとん?」私は少し間をとって「オフコース お腹すいてます」・・・その後せっかくなので事務所全員でご馳走になりました。「あ※%≒うごまぁ~す」
 今回のインタビュー中にこの話が出たこともあり、今度は「ハイタッチがあおばさんで1年続いたらメシおごってやる」となりました。(無理です)


-経営理念-
1地球環境に優しい集成材を、様々なニーズに対応して木の温もりを提供し社会に貢献します。
2仕事を通じて信頼・信用を得、仲間と共に成長し働きがい・満足感を得る職場を創ります。


-スローガン 3A-
愛情     (愛情を持って接すれば必ず伝わる)
熱い情熱   (情熱があるから真剣に取り組める)
諦めない心  (自己限定せず前を向くことで道が拓ける)


今回快くインタビューに応じてくれた、日本全国に集成材の温もりを届けている株式会社ヤマシタさんでした。